コダックと写ルンですはどっちがいい?色味や使い勝手の違いを詳しく紹介

スマホで簡単に写真が撮れる時代だからこそ、フィルムカメラ特有の「エモい」質感が注目されています。なかでも定番の「写ルンです」と、海外ブランドらしい発色が魅力の「コダック」は人気の双璧です。どちらを選んでもフィルムの楽しさは味わえますが、色味や得意なシーンには明確な違いがあります。

目次

コダックと写ルンですはどっちがいい?違いは「仕上がりの雰囲気」と「使いやすさ」で決まる

コダックと写ルンですのどちらを選ぶべきかは、自分がどのような写真を撮りたいか、そしてどこで撮影するかというポイントで決まります。日本人の肌を自然に映し出す富士フイルムの技術が詰まった写ルンですに対し、コダックはアメリカブランドらしい力強く温かみのある描写が特徴です。それぞれの個性を知ることで、思い出をより理想に近い形で残せるようになります。

色の雰囲気はコダック寄り・写ルンです寄りで好みが分かれる

仕上がりの「色」は、この二つを比較する上で最も大きな違いです。富士フイルムの「写ルンです」は、全体的に青みや緑みが綺麗に乗りやすく、日本らしい爽やかで落ち着いた発色が特徴です。肌の色も自然に、少し色白に見えるような調整がされているため、人物を中心に撮りたい時や、澄んだ空気感の風景を残したい時に非常にマッチします。

一方で「コダック」の製品、特に人気のファンセーバーなどは、黄色や赤みが強く出る傾向があります。夕暮れ時や日差しが強い場所で撮ると、全体がオレンジがかったノスタルジックで温かい雰囲気に仕上がります。「アメリカン・ヴィンテージ」のような少し色あせた、でも力強い色彩を楽しみたいのであれば、コダックの方がイメージに近い写真が撮れます。自分の感性が「爽やかさ」を求めているのか、「温かみ」を求めているのかを想像してみてください。

フラッシュの効き方と室内の写りが差になりやすい

フィルムカメラはデジタルカメラと違い、光の量に非常に敏感です。ここで差が出るのが「フラッシュ」と「フィルムの感度」です。写ルンです(シンプルエース)はISO400という感度のフィルムを採用しており、晴れた屋外から日中の室内まで幅広く対応します。フラッシュの光も比較的柔らかく届くため、室内で友人を撮る際も自然な立体感が残りやすい設計です。

対して、コダックのファンセーバーなどはISO800という、より光を捉えやすい高感度フィルムを使っています。これにより、少し暗めの場所でも背景まで光が届きやすく、フラッシュを使った時のインパクトも強めに出ます。室内パーティーや夜の街角など、光が足りない場面で「しっかり写したい」という安心感を求めるなら、感度の高いコダックが有利になる場面が多いです。

失敗しにくさは写ルンです、遊びやすさはコダックが強い

「写ルンです」は、日本中の誰もが失敗なく撮れるように設計された完成度の高い製品です。ファインダーの見え方と実際に写る範囲のズレが少なく、操作も非常にシンプルです。迷ったらこれを選べば間違いないという安心感があり、特に初めてフィルムカメラを触る方にとっては、現像した後に「何も写っていなかった」という悲劇が起きにくいのが最大のメリットです。

コダックは、海外製品らしい少し大雑把な面もありますが、それが逆に「予想外の写り」というフィルムならではの遊び心に繋がります。光が漏れたような赤みが入ったり、強い粒状感(ザラザラした質感)が出たりすることがあり、それが「エモさ」として若年層に支持されています。決まった通りに撮れる安心感よりも、現像するまで何が起きるかわからないワクワク感を重視するなら、コダックの個性的な描写が楽しく感じられます。

価格と入手性は購入先で逆転することがある

以前は「写ルンです」がどこでも安く買える定番でしたが、昨今のフィルム価格の高騰や供給不足により、状況が変わっています。コンビニや家電量販店で見つけやすいのは依然として写ルンですですが、在庫切れになることも少なくありません。一方でコダックは、ネット通販やカメラ専門店でまとめ売りされていることが多く、タイミングによってはコダックの方が1枚あたりの単価が安くなることもあります。

また、コダックには「39枚撮り」という大容量タイプが存在し、たくさん撮りたい人にとっては非常にコスパが良くなります。写ルンですは27枚撮りが基本ですので、旅行などでシャッターをたくさん切りたい場合は、コダックの方が1台で長く楽しめます。購入前にはAmazonや楽天などの在庫状況を確認し、現時点での「1枚あたりの価格」を比較して選ぶのが賢い買い方です。

いま選ばれている定番モデルと買い方のおすすめ

フィルムブームの中でも特に人気のあるモデルと、撮影後の楽しみ方まで含めたおすすめをご紹介します。

写ルンです シンプルエース(27枚撮り)

日本を代表するレンズ付きフィルム。どんなシーンでも使いやすく、ナチュラルな発色が魅力のスタンダードモデルです。

項目詳細
フィルム感度ISO 400
撮影枚数27枚
特徴自然な肌色、高い信頼性、コンパクト
公式サイト富士フイルム 写ルンです 製品情報

写ルンです シンプルエース(まとめ買い・予備向き)

旅行やイベントでは1台だと足りなくなることが多いため、2個セットや3個セットでの購入が人気です。1台ずつ買うより送料分がお得になるケースもあります。

Kodak FunSaver 800(27枚撮り)

コダックらしい温かみのある発色と、高感度ISO800フィルムが特徴。少し暗い場所でも安心して撮影できる、世界的なベストセラーです。

項目詳細
フィルム感度ISO 800
特徴暖色系のエモい写り、光に強い
公式サイトコダック アラリス 製品情報

Kodak FunSaver 800(39枚撮り)

たっぷり撮れる39枚仕様。一度使い始めると27枚は意外とすぐに終わってしまうため、枚数重視の方に選ばれています。

コダック M35/M38(繰り返し使えるフィルムカメラ)

使い捨てではなく、フィルムを入れ替えて何度も使えるプラスチックカメラです。使い捨てカメラのような質感を維持しつつ、中身のフィルムを変えることで自分好みの色を追求できます。

使い捨てカメラ向け「現像+データ化」セット(スマホ共有が楽)

撮影後、カメラを郵送または持ち込むだけで、写真をスマホで見られるデータ形式にしてくれるサービス。InstagramなどのSNSにアップしたいなら、最初からこのセットを利用するのが最もスマートです。

コダックと写ルンですを後悔なく選ぶための比較ポイント

せっかくのフィルム撮影で後悔しないために、技術的な側面や「エモさ」の正体について、もう少し掘り下げて比較してみましょう。自分の撮影環境を想像しながらチェックしてみてください。

明るい屋外と暗い室内で得意なシーンが違う

太陽光がたっぷりある海や公園なら、写ルンです(ISO400)が本領を発揮します。明るい場所では色が飽和しすぎず、空の青や木の緑が非常にクリアに写ります。逆に、室内や夕暮れ以降のシーンが多いなら、ISO800を搭載したコダックの方が、背景のディテールが潰れにくく、雰囲気のある1枚をモノにしやすいです。

粒状感と色の出方で“エモさ”の方向性が変わる

「エモい」という言葉には、写ルンです的な「どこか懐かしい日常の風景」と、コダック的な「映画のワンシーンのようなドラマチックな光」の2種類があります。写ルンですはきめ細やかで清潔感のある仕上がり、コダックはざらついた粒子感があり、より「フィルムで撮った感」が強く出ます。どっちが良いか迷ったら、インスタグラムのハッシュタグ(#写ルンです #kodakfunsaver)で実際の作例をザッピングして、自分の直感に従うのが一番です。

撮影可能枚数とフラッシュ回数でコスパが変わる

コダックの39枚撮りは魅力的ですが、フラッシュを多用する場合、電池の持ちも考慮する必要があります。どちらもフラッシュの回数には制限はありませんが、最後まで光量が安定しているのは、日本の厳しい品質基準で作られた写ルンですの方だという声も一部にあります。枚数単価だけでなく、「最後まで安定して撮りきれるか」という信頼性も、大切な思い出を撮る上では立派なコストパフォーマンスの一部です。

現像・データ化の手間で満足度が変わる

撮影後のフローも重要です。写ルンですは国内ブランドのため、街のカメラ屋さんやドラッグストアの現像受付で断られることはまずありません。コダックも基本的には同じ「C-41」という規格の現像なので問題ありませんが、稀に特殊な海外モデルだと納期が延びることがあります。初めての方は、近所に「写ルンです現像」と書いてあるお店があるかを確認しておくと、撮り終わった後のワクワクをすぐに形にできます。

コダックと写ルンですで迷ったときの結論まとめ

最終的な結論として、初めてのフィルム体験で「失敗したくない、青空や肌を綺麗に写したい」なら、安心の「写ルンです」を選びましょう。一方で「SNSで見るようなオレンジがかった温かい雰囲気が好き、夜や室内でもガンガン撮りたい」という方には「コダック」が最高の選択肢になります。

どちらも、スマホでは決して味わえない「現像を待つ時間」と「形に残る思い出」をプレゼントしてくれます。もし予算に余裕があるなら、1台ずつ買ってみて、同じ場所で撮り比べてみるのもフィルム上達の近道です。それぞれのカメラが持つ独特の魔法を借りて、あなただけの特別な瞬間を切り取ってみてください。

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この記事を書いた人

家電を「なんとなくの雰囲気」で選ばずに済むよう、機能や違いを分かりやすく紹介しています。カタログ用語やスペック表だけでは伝わりにくい情報をお届けします。どれを選べば後悔しにくいか、比較の軸が見える記事づくりを大切にしています。

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