マキタの掃除機のデメリット!後悔しない選び方とおすすめ

マキタの掃除機は、プロの現場で鍛えられた耐久性と圧倒的な手軽さが魅力です。しかし、一般的な家庭用メーカーの製品と比べると、機能や使い勝手の面で「プロ仕様ゆえの不便さ」を感じる場面もあります。納得して購入するために、まずは家庭で使う際に出やすいデメリットを確認しましょう。

目次

マキタの掃除機のデメリットは「家庭向けの快適さ」で差が出やすい

マキタはもともと電動工具メーカーであるため、掃除機も「現場でいかに素早く、タフに使えるか」を重視して設計されています。そのため、大手家電メーカーがこだわっている「至れり尽くせりな便利機能」はあえて削ぎ落とされていることが多いです。多機能さよりもシンプルさを追求した結果が、家庭ではデメリットとして感じられる場合があります。

じゅうたんは機種とヘッド次第で吸いにくいことがある

マキタの標準ヘッドには、多くの家庭用掃除機に見られる「モーター駆動の回転ブラシ」が搭載されていません。標準ヘッドはプラスチックの底面にゴムヘラがついたシンプルな構造です。フローリングやクッションフロアであれば十分な性能を発揮しますが、じゅうたんやカーペットに入り込んだ髪の毛やペットの毛をかき出す力は、正直なところ高くありません。

じゅうたんの掃除をメインに考えている場合、標準のままでは物足りなさを感じる可能性が高いです。対策としては、吸引力の強い18Vや40Vモデルを選ぶか、別売りの「じゅうたん用ノズル」に付け替える必要があります。ただし、別売りのノズルも回転ブラシではないため、毛足の長いラグなどでは限界があることを理解しておく必要があります。

もし、家の中のほとんどがじゅうたん敷きであるなら、マキタ特有の軽快さよりも、回転ブラシ付きの他社製品の方が満足度は高くなるかもしれません。フローリング中心の家で、たまにマットを掃除する程度であれば、工夫次第で十分に対応可能です。

紙パック交換やゴミ捨ての頻度が気になりやすい

マキタの掃除機は、本体を軽くするためにゴミを溜める集じん容量が小さめに設計されています。一般的な家庭用キャニスター掃除機と比較すると、こまめなゴミ捨てが必要です。紙パック式の場合、容量は約0.33〜0.5リットル程度しかなく、毎日しっかり掃除をするとすぐに一杯になってしまいます。

また、カプセル式(本体をひねって開けるタイプ)の場合、ゴミを捨てる際にホコリが舞いやすいという点もデメリットです。現場での使用を想定しているため、フィルターの清掃やゴミの処理を頻繁に行うことが前提となっています。これを「面倒」と感じるか「こまめに捨てられて衛生的」と捉えるかで、評価が分かれるポイントです。

ゴミ捨ての頻度を減らしたい場合は、後付けの「サイクロンアタッチメント」の導入がほぼ必須となります。これをつけることでゴミの大部分が外側のカップに溜まるようになり、本体側の紙パックやフィルターの詰まりを劇的に減らすことができます。ただし、アタッチメントをつけると全長が長くなり、重量も増すという新たな側面も生まれます。

連続運転時間はバッテリー容量で大きく変わる

コードレス掃除機の宿命ですが、マキタも例外なくバッテリーの持ち時間に制限があります。特に、マキタの公称時間は「標準モード」での計測であることが多く、しっかり吸いたい「強」や「パワフル」モードを使い続けると、あっという間に電池が切れてしまいます。

例えば、軽量で人気の10.8Vモデルの場合、最高パワーでの連続使用時間は10分から15分程度です。家全体を一気に掃除しようとすると、途中でバッテリーが切れてしまうことも珍しくありません。より長時間使いたい場合は、容量の大きいアンペア(Ah)数のバッテリーを選ぶ必要がありますが、容量が増えればそれだけバッテリー自体が重くなり、マキタの良さである「軽さ」が損なわれてしまいます。

もし広い一軒家をこれ一台で掃除しようと考えているなら、予備のバッテリーを用意するか、急速充電器を活用して「切れたらすぐ充電する」スタイルを確立する必要があります。マキタの充電器は非常に高性能で、最短20分程度でフル充電できるのが強みですが、充電中の冷却ファンの音が大きい点も家庭では注意が必要です。

静音性や排気の感じ方は家庭用機と比べて差が出る

マキタの掃除機は、モーターの音や排気についても「プロ仕様」です。静音設計に力を入れている最新の家庭用掃除機に比べると、キーンという高い動作音や、力強い排気が気になるかもしれません。特に狭い場所で使っていると、排気の風が自分の顔や周囲のホコリに当たってしまうこともあります。

最近の「静音モデル」として販売されている上位機種(CL286FDなど)であれば、かなり音は抑えられていますが、それでも深夜や早朝の集合住宅で使うには少し気を使う音量です。また、排気のクリーンさについても、大手メーカーの高性能HEPAフィルター搭載モデルに比べると、基本的なフィルター構造のみのモデルが多く、微細な粉塵の漏れを気にする方には不向きな面があります。

これを補うには、別売りの「高機能フィルター」を装着するなどのカスタマイズが有効です。マキタの魅力は、こうした「武骨な道具感」にあるため、家電に静かさや洗練された空気を求める人にとっては、少し期待外れに感じてしまう可能性があります。あくまで実用性重視の道具であると割り切って選ぶのが正解です。

マキタ掃除機を選ぶなら候補にしやすいおすすめモデル

デメリットを踏まえた上で、自分に合ったスペックを選ぶことが失敗しないコツです。現在主流となっている人気モデルを比較しました。

CL107FDSHW(10.8V・紙パック式で定番)

軽さと安さのバランスが最高で、マンションや2台目として最も選ばれているモデルです。

項目内容
電圧10.8V
集じん方式紙パック式
質量1.1kg(バッテリ含)
公式リンクCL107FDSHW 製品詳細

CL108FDSHW(10.8V・パワー重視で選ばれやすい)

10.8Vの手軽さはそのままに、カプセル式を採用して吸込み仕事率を高めたモデルです。

項目内容
電圧10.8V
集じん方式カプセル式
質量1.0kg(バッテリ含)
公式リンクCL108FDSHW 製品詳細

CL180FDRFW(18V・吸引力重視の定番)

プロも愛用する18Vのスタンダード。パワフルな吸引力で家中の掃除をこなせます。

項目内容
電圧18V
集じん方式カプセル式
質量1.4kg(バッテリ含)
公式リンクCL180FDRF 製品詳細

CL181FDZ(18V・本体のみで持っている人向け)

スイッチの押しっぱなしが不要なワンタッチスイッチタイプ。マキタのバッテリーを既に持っている方にお得です。

項目内容
電圧18V
集じん方式カプセル式(ワンタッチスイッチ)
質量1.4kg(バッテリ含)
公式リンクCL181FD 製品詳細

CL285FD(18V・サイクロン一体タイプの上位)

最新の静音設計と、ゴミ捨てが楽なサイクロン一体構造を採用した家庭に最適な高級モデルです。

項目内容
電圧18V
集じん方式紙パック式(サイクロン一体)
質量1.7kg(バッテリ含)
公式リンクCL285FD 製品詳細

CL286FD(18V・サイクロン一体でバランス型)

CL285FDのカプセル式バージョン。強力な吸引力と静音性を両立した実力派です。

項目内容
電圧18V
集じん方式カプセル式(サイクロン一体)
質量1.7kg(バッテリ含)
公式リンクCL286FD 製品詳細

サイクロンアタッチメント A-67169(ゴミ捨てを楽にしたい人向け)

既存のマキタ掃除機に後付けできる、ゴミ捨て頻度を劇的に下げる必須級オプションです。

項目内容
特徴ゴミ捨てがワンタッチになる
互換性多くのCLシリーズに対応
公式リンククリーナ用アクセサリ

高機能フィルター・プレフィルター(目詰まり対策)

排気をクリーンに保ち、吸引力の低下を防ぐための交換用パーツです。

項目内容
種類高機能フィルタ、HEPAフィルタ等
役割微細な粉塵の捕集
公式リンク消耗品一覧

デメリットを減らす選び方と使い方の工夫

マキタの掃除機は「自分好みにカスタマイズできる」のが最大のメリットでもあります。デメリットとして挙げたポイントも、選び方や使い方の工夫でかなり改善することが可能です。

用途が床中心なら軽量モデルの満足度が上がりやすい

「マキタは吸引力が命」と思われがちですが、実は家庭用として最も満足度が高いのは、10.8Vの軽量モデル(CL107FDなど)だったりします。確かに18Vモデルに比べればパワーは劣りますが、本体が圧倒的に軽いため、高い場所や階段、ちょっとした食べこぼしの掃除が驚くほど楽になります。

特に、フローリングがメインの家であれば、10.8Vのパワーでも十分すぎるほどゴミを吸い取ってくれます。デメリットである「運転時間の短さ」も、広い家を一気に掃除するのではなく、汚れた場所をその都度「サッと掃除する」スタイルに変えるだけで、ほとんど気にならなくなります。重い掃除機を出す心理的なハードルが下がることで、結果的に家中がいつも綺麗に保たれるようになります。

ペットの毛や砂はサイクロン併用で扱いやすくなる

ペットを飼っているご家庭や、玄関周りの砂が気になる場合、標準のカプセル式や紙パック式だけではすぐに目詰まりを起こして吸引力が落ちてしまいます。ここで活躍するのが「サイクロンアタッチメント」です。遠心力でゴミと空気を分けるため、本体側のフィルターが汚れにくくなり、吸引力が長持ちします。

アタッチメントに溜まったゴミは、透明なケースをパカッと外して捨てるだけなので、ホコリも舞いにくく非常に快適です。また、誤って大切なものを吸い込んでしまった際も、カップの中で簡単に見つけることができます。マキタの掃除機をメイン機として使うのであれば、このアタッチメントをセットで導入することを強くおすすめします。見た目は少しゴツくなりますが、それ以上の利便性を得られます。

バッテリーは「10.8Vか18Vか」で性格が変わる

マキタ選びで最も悩むのがバッテリーの電圧です。10.8Vは「軽快さと取り回しの良さ」を重視する方向け、18Vは「メイン機としてのパワーと持続力」を求める方向けです。この選択を間違えると、「重くて疲れる」あるいは「パワー不足で吸わない」といった不満に繋がります。

女性や高齢の方が片手でスイスイ掃除したいなら10.8Vが理想的ですが、一方でマキタの電動工具を既に持っている方や、車内掃除などで強力なパワーが必要な方は18V一択となります。また、バッテリーの容量(1.5Ahや6.0Ahなど)によっても重さと時間は変わります。自分の体力と、一回の掃除にかけたい時間を天秤にかけて選ぶのが、デメリットを最小限にするコツです。

ノズルやブラシの追加で弱点を補いやすい

標準のノズルがじゅうたんに弱いという点は、用途に合わせた別売りアクセサリーを追加することで解決できます。マキタには「じゅうたん用ノズル」「棚用ブラシ」「フレキシブルホース」「ラウンドブラシ」など、非常に豊富なオプションが用意されています。これらは数百円から千円程度と安価なので、複数揃えても大きな出費にはなりません。

例えば、サッシの溝や車内の狭い隙間には「フレキシブルホース」を組み合わせることで、家庭用掃除機以上に使い勝手が良くなります。自分の家の汚れやすいポイントに合わせて、道具をアップデートしていく感覚は、他のメーカーにはない楽しみでもあります。標準状態で100点を目指すのではなく、自分専用にカスタマイズして120点の使い心地にするのがマキタ流の付き合い方です。

マキタ掃除機のデメリットを理解して納得して選ぶまとめ

マキタの掃除機のデメリットをいくつか挙げましたが、これらはすべて「プロが道具として使うための割り切り」から来ているものです。家庭用メーカーのような自動機能や高級感はありませんが、その分、壊れにくく、汚れてもガシガシ洗え、部品が壊れても自分で安く取り寄せられるという、圧倒的な信頼感があります。

大切なのは、自分の家が「じゅうたん中心か、フローリング中心か」「一気に掃除したいか、こまめに掃除したいか」を見極めることです。デメリットをあらかじめ知っておけば、サイクロンアタッチメントを追加したり、軽量なモデルを選んだりと、自分なりの対策を立てることができます。

一度マキタの手軽さに慣れてしまうと、重い掃除機には戻れないという人が続出するのも事実です。ぜひ、デメリットを正しく理解した上で、あなたの生活を支える最高の一台を選んでみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

家電を「なんとなくの雰囲気」で選ばずに済むよう、機能や違いを分かりやすく紹介しています。カタログ用語やスペック表だけでは伝わりにくい情報をお届けします。どれを選べば後悔しにくいか、比較の軸が見える記事づくりを大切にしています。

目次