デロンギの電気ケトルにあるデメリットは?手入れや価格の現実と賢い選び方を知ろう

イタリアの家電ブランドであるデロンギの電気ケトルは、その洗練されたデザインで高い人気を誇ります。キッチンに置くだけで気分が上がりますが、実際に使うとなると実用面でのデメリットが気になるという声も少なくありません。購入後に後悔しないよう、価格や手入れ、機能性の現実を詳しくお伝えします。

目次

デロンギの電気ケトルのデメリットは「価格」「手入れ」「機能差」で差が出る

デロンギの電気ケトルを検討する際、まず理解しておきたいのが「見た目の美しさと引き換えになる不便さ」がある点です。特に価格設定や日常的なメンテナンスのしやすさ、そしてモデルごとの機能の有無は、使う人のライフスタイルによって大きなデメリットに感じられることがあります。自分にとって許容できる範囲かを見極めましょう。

価格が高めで気軽に買い替えにくい

デロンギの電気ケトルは、市場にある一般的な製品と比べると価格が高めに設定されています。数千円で購入できる安価なケトルが溢れる中で、デロンギの製品は1万円前後、高いモデルでは2万円近くすることもあります。電気ケトルは毎日使う消耗品としての側面があるため、故障や汚れが目立ってきた際に、この価格帯だと気軽に買い替えるのを躊躇してしまいがちです。

初期投資が大きい分、故障した際のショックも大きくなります。他メーカーの格安モデルであれば「壊れたら新しいものを買えばいい」と割り切れますが、デロンギの場合はそうはいきません。もちろん、その価格にはイタリアのデザイナーによる独特の色彩や、キッチンを華やかに彩るインテリアとしての価値が含まれています。しかし、単に「お湯を沸かす」という機能だけを求めている方にとっては、コストパフォーマンスが悪いと感じるのが正直なところです。

また、高価であるためにプレゼントとして選ばれることも多いですが、受け取る側が「手入れの面倒さ」や「置き場所」を考慮していない場合、せっかくの高級家電が持て余されてしまうケースも見受けられます。長く愛着を持って使い続ける覚悟が必要なアイテムと言えるでしょう。

本体が熱くなりやすく置き場所に注意が必要

デロンギのケトルの多くは、ステンレスなどの金属素材を採用しています。プラスチック製のケトルとは異なり、お湯が沸騰した直後の本体表面は非常に高温になります。二重構造を採用して熱を遮断しているモデルもありますが、多くのクラシックなデザインのモデルは、うっかり触れると火傷をしてしまうほどの熱さになります。

この「熱くなりやすさ」は、特に小さなお子様やペットがいるご家庭では深刻なデメリットになり得ます。沸騰中や直後は、大人が注意していても子供が手を伸ばしてしまうリスクがあるため、設置場所には細心の注意が必要です。キッチンの奥まった場所や、子供の手が届かない高さに配置しなければならず、置き場所が制限されてしまいます。

また、本体が熱いということは、周囲の家電や壁紙への影響も考慮しなければなりません。蒸気による湿気だけでなく、放射熱によって周囲の温度も上がるため、狭いスペースに押し込むような配置は避けるべきです。見た目の良さを活かしてオープンな場所に置きたいところですが、安全性という観点からは、常に「熱い金属の塊」であることを意識して運用する必要があります。

注ぎ口やフタ周りが洗いにくく水垢が残りやすい

デロンギのケトルは、その独創的な形状ゆえに内部構造が複雑な場合があります。特に「アイコナ」シリーズのようなクラシックなフォルムのモデルは、フタの開口部が狭く、奥まで手を入れて洗うのが難しい設計になっています。毎日清潔に保ちたいケトル内部の底面や隅の方に手が届かないと、次第に水垢やカルキが蓄積してしまいます。

さらに、注ぎ口の形状も細部にこだわっているため、内部にフィルターがついているモデルでは、そのフィルター周りや注ぎ口の付け根に汚れが溜まりやすいです。一度水垢が固着してしまうと、クエン酸などを使った洗浄を頻繁に行う必要があり、忙しい日々の中ではこのメンテナンスが大きな負担に感じられるでしょう。

フタ周りのパッキンや縁の部分も、水滴が残りやすい構造になっていることが多いです。使用後にしっかりと乾燥させないと、金属部分に白い跡が残ったり、最悪の場合はカビや臭いの原因になったりすることもあります。デザインを維持するためには、ただ使うだけでなく、こまめな拭き上げと乾燥作業がセットになるという「手入れの現実」を覚悟しなければなりません。

温度調整や保温がないモデルもあり選び間違えやすい

最近の多機能なケトルでは当たり前になりつつある「温度調整機能」や「保温機能」ですが、デロンギのすべてのモデルに備わっているわけではありません。デザインを優先するあまり、スイッチ一つで沸騰させるだけのシンプルな機能に限定されているモデルも多く、用途を間違えて購入すると後悔することになります。

例えば、赤ちゃんのミルク作りや、お茶の種類に合わせて最適な温度で淹れたいという方にとって、温度調整ができないモデルは非常に不便です。沸騰したお湯をわざわざ冷ます手間が発生するため、時短のためにケトルを買った意味が薄れてしまいます。また、一度にたくさんのお湯を使う場合、保温機能がないと時間が経つにつれて温度が下がってしまい、何度も沸かし直すことになります。

デロンギの中にも温度調整が可能なモデル(カフェケトルなど)は存在しますが、当然ながら価格はさらに上がります。自分の用途を明確にしないまま、見た目だけで選んでしまうと、「思っていた機能がなかった」という事態に陥りやすいです。購入前には必ずスペック表を確認し、自分が必要とする機能が備わっているか、あるいはシンプルさゆえの使い勝手を優先するのかをしっかり検討してください。

デザインも使い勝手も両立しやすいおすすめモデル

デメリットを理解した上でデロンギを選ぶなら、自分の用途に最も近いモデルを選ぶことが大切です。2026年現在、デザイン性と実用性のバランスが良い主要モデルをご紹介します。それぞれの特徴を比較して、ライフスタイルに合う一台を見つけましょう。

アイコナ 電気カフェケトル(KBOE1220J)

コーヒーのドリップに最適な細口タイプで、温度調整機能も備えた実力派モデルです。

項目詳細
容量1.0L
主な機能5段階温度調整、20分間保温、細口ノズル
素材ステンレス
公式サイトKBOE1220J 製品詳細

アイコナ・キャピタルズ 電気ケトル(KBOC1200J)

世界の都市をイメージした鮮やかなカラーリングが特徴。シンプルで使いやすいスタンダードモデルです。

項目詳細
容量1.0L
主な機能空だき防止、自動電源オフ
特徴高級感のあるメタルボディ、広口で給水しやすい
公式サイトKBOC1200J 製品詳細

ディスティンタコレクション 電気ケトル(KBI1200J)

スクエアクル(四角と丸)を組み合わせたモダンなデザイン。マットな質感が大人な雰囲気を演出します。

項目詳細
容量1.0L
主な機能水量計、空だき防止
特徴指紋が目立ちにくいマットメタリック仕上げ
公式サイトKBI1200J 製品詳細

ケーミックス 電気ケトル(ZJX650J)

メタルとロゴのコントラストが美しい、ミニマムなデザイン。コンパクトながらパワフルに沸かします。

項目詳細
容量1.0L
主な機能片手で開くワンプッシュオープン蓋
特徴世界的に評価の高いプロダクトデザイン
公式サイトZJX650J 製品詳細

アクティブ 電気ケトル(KBLA1200J)

デロンギの中では珍しい軽量プラスチックボディを採用。軽さと手頃な価格を求める方に適しています。

項目詳細
容量1.0L
主な機能軽量設計、水量計、空だき防止
特徴リーズナブルで日常使いに特化したモデル
公式サイトKBLA1200J 製品詳細

シリーズ別の選び分けは「注ぎ口」と「素材感」が決め手

多くのラインナップがあるデロンギですが、選び分けるポイントは大きく分けて「注ぎ口の形」と「ボディの素材感」の2点に集約されます。コーヒーをハンドドリップで淹れる習慣があるなら、迷わず「カフェケトル」のような細口タイプを選んでください。一方で、お茶や料理にたっぷりお湯を使いたい場合は、一気に注げる広口タイプの方がストレスを感じません。

素材感についても、ステンレス製のメタルボディは高級感がありますが、前述の通り熱くなりやすく、指紋も目立ちやすいです。一方で、アクティブシリーズのようなプラスチック製は、高級感では一歩譲るものの、本体が比較的熱くなりにくく、軽くて扱いやすいという実用上のメリットがあります。キッチンでの立ち位置が「見せるインテリア」なのか「実益重視のツール」なのかによって、最適なシリーズは自ずと決まります。

また、各シリーズにはそれぞれのカラー展開があるため、お持ちのトースターやコーヒーメーカーの色と合わせるのも楽しみの一つです。デロンギはセットで揃えることでデザインの統一感が飛躍的に向上するため、単体での機能差だけでなく、キッチン全体のコーディネートを考慮して選ぶのがデロンギらしい選び方と言えます。

デロンギ電気ケトルの弱点を減らす選び方と使い方

デメリットを事前に把握していれば、それを最小限に抑える工夫ができます。選び方のコツと、日々のちょっとした手入れの工夫を取り入れることで、デロンギのケトルはもっと使いやすく、長く綺麗な状態を保てるようになります。

ケトル内部の掃除が楽な形状かを先に見る

手入れのしにくさを解消するには、購入前に「フタがどれくらい大きく開くか」を確認することが非常に重要です。フタが完全に取り外せるタイプや、ワンプッシュで大きく開くモデルであれば、スポンジを持った手が中まで入りやすく、底面の汚れを直接こすり洗いできます。開口部が狭いモデルを選んでしまうと、ブラシを使っても汚れが落ちきらず、結局クエン酸に頼りきりになるため注意してください。

また、内部の底面に露出している加熱ヒーターがない「平らな底面」のモデルを選ぶのもポイントです。ヒーターが剥き出しの古いタイプ(最近のデロンギでは少ないですが)は汚れが複雑に絡みつきますが、フラットな底面であればサッと拭くだけで手入れが完了します。店頭で実物を見られる場合は、必ずフタを開けて中の見通しの良さをチェックしましょう。

給水口のフィルターが簡単に取り外せるかどうかも見ておきたいポイントです。水垢は注ぎ口付近に最も溜まりやすいため、フィルターを外して丸洗いできる構造であれば、目詰まりを防ぎ、清潔な状態を維持しやすくなります。掃除のしやすさを最優先に考えることが、長期的な満足度につながります。

細口はドリップ向きだが湯量が多いと扱いづらい

注ぎ口の選択は、毎日の「お湯を注ぐ動作」の快適さを左右します。細口タイプはコーヒーの粉にゆっくりとお湯を乗せるのには最適ですが、カップ麺にお湯を入れたり、パスタを茹でるためにお湯を移したりする際には、注げる量が少なすぎて時間がかかり、もどかしさを感じることがあります。また、注ぐ角度を一定に保つ必要があるため、腕への負担も大きくなりがちです。

一方で広口タイプは、大量のお湯を一度に注げるため効率的ですが、コーヒーをドリップしようとするとお湯がドバッと出てしまい、味の調整が難しくなります。自分の生活の中で「どのようにお湯を使うシーンが最も多いか」を冷静に分析してください。

もし「どちらも捨てがたい」という場合は、広口タイプを購入し、コーヒーを淹れる時だけ専用のドリップポットに移し替えるという方法もあります。ケトル自体に全てを求めすぎないことで、より自分に合った選択ができるようになります。細口ケトルはその美しさに惹かれがちですが、実用シーンを具体的にイメージして選ぶことが大切です。

ステンレスは質感が良い反面指紋や水滴が目立ちやすい

デロンギの代名詞とも言えるステンレスボディは、その輝きが魅力ですが、実際に使うと指紋や油跳ね、水滴の跡が非常に目立ちやすい素材です。特に光沢のあるシルバー仕上げのモデルは、少し触れただけでも跡が残り、放置するとくすんで見えてしまいます。常にピカピカの状態を保ちたい方にとっては、この「汚れの目立ちやすさ」がストレスになるかもしれません。

この弱点をカバーするには、素材の表面仕上げに注目しましょう。例えば、ディスティンタコレクションのようなマット(艶消し)加工が施されたモデルであれば、指紋がつきにくく、多少の汚れも目立ちにくくなります。また、カラー塗装が施されているモデルも、無垢のステンレスよりは手入れが楽に感じられるはずです。

もし光沢モデルを選ぶのであれば、使用後に乾いた柔らかい布でサッと拭く習慣をつけるのが一番の対策です。キッチンペーパーなどで乾拭きするだけでも、水滴跡の固着を防ぐことができます。「汚れたら洗う」のではなく「汚さないように使う」という意識を持つことで、デロンギ特有の高級感を損なわずに使い続けることが可能になります。

カルキ汚れ対策は「毎回の乾燥」で差がつく

ケトル内部に発生する白い斑点のような汚れは、水に含まれるミネラル分(カルキ)が結晶化したものです。これはデロンギに限らずどのケトルでも起こる現象ですが、デロンギの美しいデザインを長く楽しむためには、このカルキ汚れをいかに防ぐかが重要になります。最も効果的なのは、使い終わった後にケトルの中に水を残さず、すぐに空にして乾燥させることです。

お湯を使い切った後、フタを開けたままにして内部の湿気を逃がすだけでも、カルキの付着を大幅に軽減できます。余熱があるうちに水分が蒸発するように仕向けるのがコツです。また、余裕があれば、週に一度程度の頻度で、内側を乾いた布で拭き上げると完璧です。

すでにカルキが固着してしまった場合は、無理にこすらず、クエン酸を大さじ1杯ほど入れて沸騰させ、しばらく放置する「クエン酸洗浄」を行ってください。これにより、複雑な構造の内部も驚くほど綺麗になります。デメリットである「洗いにくさ」を補うために、こうした化学的な洗浄を定期的なルーチンとして組み込むことが、デロンギを快適に使いこなすための知恵です。

デロンギ電気ケトルは「見た目の満足」と「手入れの現実」を両方見て選ぶ

デロンギの電気ケトルを選ぶということは、単に調理家電を買う以上の意味を持っています。イタリアの感性が詰まったその造形は、キッチンを特別な空間に変えてくれる魔法のような力があります。しかし、同時に「本体が熱くなる」「手入れにコツがいる」といった実用面での課題と向き合うことも意味しています。

大切なのは、デザインから得られる心の満足度と、日々のメンテナンスにかかる手間を天秤にかけ、自分にとって納得のいくバランスを見つけることです。多少の手間がかかっても、キッチンに立つたびに幸せな気持ちになれるのであれば、デロンギは最高の選択になります。今回ご紹介したデメリットと対策を参考に、あなたの日常に彩りを添える理想の一台を選び抜いてください。

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この記事を書いた人

家電を「なんとなくの雰囲気」で選ばずに済むよう、機能や違いを分かりやすく紹介しています。カタログ用語やスペック表だけでは伝わりにくい情報をお届けします。どれを選べば後悔しにくいか、比較の軸が見える記事づくりを大切にしています。

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