ブルーエアとエアドッグを比較!フィルターや維持費の違いでどっちを選ぶ?

空気清浄機選びで必ず候補に挙がるブルーエアとエアドッグ。どちらも世界的に評価の高い高性能なブランドですが、その仕組みや維持の仕方は驚くほど異なります。北欧生まれのブルーエアは「フィルター交換」の手軽さを、エアドッグは「洗えるフィルター」の経済性を重視しています。それぞれの特性を理解し、自分の生活に合う一台を見つけましょう。

目次

ブルーエアとエアドッグを比較すると違いは「フィルター方式」と「維持費」に出やすい

ブルーエアとエアドッグの最大の違いは、空気を綺麗にするためのアプローチです。ブルーエアは高性能な物理フィルターで汚れをしっかりキャッチし、汚れたらフィルターごと交換するスタイルを貫いています。一方のエアドッグは、電磁場を利用して微細な粒子を帯電させ、吸着させる「TPAテクノロジー」を採用しており、フィルターを洗って繰り返し使うことを前提としています。

この方式の違いは、そのまま毎月の「手間」と「コスト」に直結します。手入れに時間をかけたくないのか、それとも長期的なコストを抑えたいのかによって、選ぶべきブランドが自ずと決まります。それぞれの具体的なメリットとデメリットを掘り下げて確認していきましょう。

ブルーエアはフィルター交換型で手入れがシンプル

ブルーエアが採用している「HEPASilent(ヘパサイレント)テクノロジー」は、粒子を帯電させてからフィルターで吸着する仕組みです。この方式の最大のメリットは、高い清浄性能を維持しながら、ユーザーの手間を最小限に抑えられる点にあります。日常的なお手入れは、本体の表面についたホコリをサッと拭き取ったり、プレフィルターを掃除機で吸ったりする程度で完了します。

メインのフィルターについては、およそ半年から1年に一度、新しいものに交換するだけで新品同様の性能を取り戻せます。フィルターの洗浄という作業が必要ないため、忙しい共働き世帯や、手入れを面倒に感じる方には非常に適しています。また、汚れた粒子を溜め込んだフィルターを直接ゴミ箱へ捨てられるため、清掃時にホコリが舞い散る心配が少ないのも衛生的です。

ブルーエアの製品は、清浄スピード(CADR)が非常に速いことでも知られています。部屋の空気を短時間で何度も入れ替える能力が高いため、ウイルス対策や花粉対策を最優先したい場合に心強い味方となります。スタイリッシュな北欧デザインも相まって、リビングのインテリアを損なわずに清潔な空間を保つことができます。

エアドッグは集じんフィルター清掃型で交換コストを抑えやすい

エアドッグの最大の特徴は、一般的な空気清浄機で必要とされる「交換用フィルター」の購入が基本的に不要である点です。核となる集じんフィルター(タワー状のプレート)は金属製で、自宅で水洗いが可能です。台所用洗剤などで汚れを落として乾かせば、性能を維持したまま繰り返し使用できるため、長期的なランニングコストは圧倒的に低く抑えられます。

この仕組みは、ランニングコストを気にして空気清浄機の使用を躊躇してしまう方にとって大きな魅力です。一度本体を購入してしまえば、その後数年にわたってフィルター代を捻出する必要がありません。特に複数台を各部屋に設置したい場合、交換用フィルターの出費は馬鹿にならないため、エアドッグの経済性が際立ちます。

ただし、清掃の手間は発生します。集じんプレートには吸着した汚れがびっしりと付着するため、定期的(およそ2ヶ月に一度など)な洗浄作業が欠かせません。この作業を「節約のための楽しい家事」と捉えられる方には最適ですが、重いプレートを洗って完全に乾かす工程を負担に感じる方には注意が必要です。空気の状態を数値で可視化するモニター機能も充実しており、綺麗になった実感を持ちやすいのも人気の理由です。

ニオイ対策は脱臭性能と設置環境で体感が変わりやすい

空気清浄機を導入する目的が「ペットのニオイ」や「料理の後の生活臭」である場合、脱臭性能の違いも重要な比較ポイントになります。ブルーエアの交換用フィルターには大量の活性炭が含まれており、物理的にニオイの分子を吸着します。新品のフィルターに交換した直後の脱臭パワーは非常に強力で、タバコやペットの強いニオイにも素早く対応できます。

一方でエアドッグは、活性炭フィルターに加えて、TPAテクノロジーによる電磁場での有害物質の分解効果も期待できます。特定のニオイ成分に対しては、フィルターでの吸着だけでなく、電気的なアプローチで対応するため、ニオイ戻りが少ないと感じるユーザーも多いです。ただし、どちらのメーカーも「設置場所」によって効果が大きく左右されます。

ニオイの元となる場所の近くに置くことや、空気の流れを妨げない配置にすることが、脱臭性能を最大限に引き出すコツです。ブルーエアはフィルターが汚れると吸着力が落ちるため、ニオイが気になりだしたら交換時期の目安となります。エアドッグはオゾンによる脱臭効果も一部寄与していますが、オゾンの独特な香りに敏感な方は、事前に店頭などで確認しておくと安心です。

静音性は弱運転の快適さと最大風量の音で差が出やすい

寝室や書斎で利用する場合、動作音の静かさは生活の質に直結します。ブルーエアは「HEPASilentテクノロジー」により、フィルターの目が比較的粗くても効率よく粒子を捕集できるため、ファンを高速回転させなくても高い清浄力を発揮します。そのため、弱運転時の音は非常に静かで、就寝中もほとんど気にならないレベルに抑えられています。

エアドッグも静音設計には力を入れており、通常の運転モードであれば非常に静かです。しかし、どちらの機種も共通して、センサーが汚れを感知して「最大風量」になった際は、それなりの風切り音が発生します。特に大きな部屋向けのモデルになるほど、ファンのサイズや回転数が増すため、音の大きさも比例して大きくなる傾向にあります。

静音性で比較する際は「同じ清浄能力(畳数)に対してどちらが静かか」を見るのが公平です。数値上のデシベル(dB)だけでなく、音の種類も重要です。ブルーエアは低く落ち着いた風切り音が特徴で、エアドッグは電子的な駆動音がわずかに混ざる場合があります。最近のモデルはどちらも「ナイトモード」などが充実しているため、通常使用でストレスを感じることは少ないですが、音に敏感な方は一段階上の畳数モデルを選び、常に弱運転で回すという使い方も有効です。

ブルーエアとエアドッグで選ばれやすいおすすめモデル

それぞれのブランドには、部屋の広さや目的に合わせた多彩なラインナップが揃っています。2026年現在、ユーザーからの支持が厚く、性能と価格のバランスに優れた代表的なモデルをご紹介します。自分の環境に最適なサイズを選んでください。

Blueair Blue 3210(〜15畳クラスの定番)

個室やワンルームに最適なコンパクトモデルです。360度から空気を吸い込む設計で、置き場所を選ばないのが魅力です。

項目詳細
適応床面積〜15畳(25平方メートル)
清浄時間8畳を約11分
お手入れ約6ヶ月ごとのフィルター交換
特徴ボタン一つで操作可能、5色のプレフィルターで着せ替え可能
公式サイトBlueair Blue 3210 製品詳細

Blueair Blue 3410(〜35畳クラスでリビング向き)

広めのリビングやダイニングを一台でカバーできるパワフルなモデルです。大風量ながら静音性にも優れています。

項目詳細
適応床面積〜35畳(57平方メートル)
清浄時間8畳を約7分
お手入れ約6ヶ月ごとのフィルター交換
特徴高いCADR(クリーンエア供給率)を誇る実力派
公式サイトBlueair Blue 3410 製品詳細

Blueair DustMagnet 5440i(ホコリ対策重視の上位)

家具の上に積もるホコリを吸い込むために設計されたユニークなモデルです。テーブルとしても使えるデザイン性が高く評価されています。

項目詳細
適応床面積〜34畳(56平方メートル)
清浄時間8畳を約9分
お手入れフィルター交換式(アプリで寿命を確認可能)
特徴底面と天面からホコリを強力吸引、Wi-Fi連携機能搭載
公式サイトBlueair DustMagnet 製品詳細

Airdog X5D(リビング向けフラッグシップ)

エアドッグの代名詞とも言える人気モデルです。CO2センサーを搭載し、換気のタイミングを教えてくれる機能が非常に便利です。

項目詳細
適応床面積30分で約42畳(69平方メートル)を清浄
お手入れフィルター水洗い可能(交換不要)
センサーAQI(空気質)、CO2(二酸化炭素)
特徴キャスター付きで移動が楽、高性能な自動モード
公式サイトAirdog X5D 製品詳細

Airdog X3D(寝室向けコンパクト)

X5Dの性能をそのままに、サイズをコンパクトに抑えたモデルです。静音性が高く、寝室や子供部屋での利用に特化しています。

項目詳細
適応床面積30分で約17畳(28平方メートル)を清浄
お手入れフィルター水洗い可能(交換不要)
センサー光センサー搭載で就寝時は自動で消灯
特徴圧迫感のないスリムなデザイン
公式サイトAirdog X3D 製品詳細

Airdog X1D(デスク周りや省スペース向き)

パーソナルスペースを清潔に保つための超コンパクトモデルです。テレワーク中のデスク横やキッチン、玄関などに最適です。

項目詳細
適応床面積30分で約7畳(11平方メートル)を清浄
お手入れフィルター水洗い可能(交換不要)
重量約3.2kgで持ち運びやすい
特徴Airdog最小モデル、設置場所を選ばない最小フットプリント
公式サイトAirdog X1D 製品詳細

比較で後悔しにくい選び方は「部屋の広さ」と「汚れの種類」で決まる

空気清浄機選びに正解はありませんが、「自分の部屋に合っているか」を確認することで後悔を防ぐことができます。特に考慮すべきは、部屋の物理的な広さと、どのような汚れ(花粉、ハウスダスト、ペットの毛、ニオイなど)をターゲットにしているかという点です。

スペック表の「適応畳数」は、あくまで目安です。実際には部屋の広さの2〜3倍の能力を持つモデルを選ぶと、余裕を持って静かに、かつ素早く空気を綺麗にすることができます。ここでは、具体的な汚れの種類やライフスタイルに合わせた選び方のヒントを深掘りしていきます。

花粉やハウスダスト中心なら清浄スピードを重視しやすい

花粉やハウスダストは、人が動くたびに床から舞い上がり、時間が経つと再び床に堆積します。これらを効率よく除去するためには、舞い上がった瞬間に吸い込む「清浄スピード」が重要です。ブルーエアは世界基準のCADR(クリーンエア供給率)で高い数値をマークしており、一度に大量の空気を処理する能力に長けています。

玄関からの花粉の侵入を食い止めたい場合や、小さなお子様がいてホコリの舞い上がりが気になるご家庭では、ブルーエアのパワフルな吸引力が大きなメリットとなります。また、ブルーエアの「DustMagnet」シリーズのように、床付近だけでなく空間全体から効率よく吸い込む設計のモデルを選ぶのも賢い選択です。

一方のエアドッグも、微細な粒子を帯電させて捕集する能力は非常に高いです。フィルターが目詰まりしにくい構造のため、大量のホコリを吸い込んでも吸引力が落ちにくいという強みがあります。どちらを選ぶにせよ、清浄スピードを重視するなら、実際の部屋の広さよりも一段階上のクラスの製品を選ぶことが、確実な効果を実感するためのポイントです。

ペットや生活臭が気になるなら脱臭の仕組みも確認したい

ペットを飼っているご家庭や、キッチンからの料理の匂いがリビングに広がるのが気になる場合、脱臭機能の質が満足度を左右します。ブルーエアは、物理的な吸着力が強い活性炭フィルターを使用しているため、ニオイの除去スピードが非常に速いのが特徴です。特に、多層構造のフィルターを採用しているモデルは、多種多様なニオイ成分に対応できます。

エアドッグは、電磁場による微細粒子の破壊と、専用の脱臭フィルターの組み合わせで対応します。エアドッグのユーザーからは、ペット特有の獣臭が消えやすいという声も多く聞かれます。これは、ニオイの元となる微粒子までしっかりキャッチするTPAテクノロジーの恩恵と言えるでしょう。

注意点として、どちらのメーカーも「フィルターがニオイで飽和する」と効果が落ちる点に変わりはありません。ブルーエアなら定期的な交換が必要不可欠ですし、エアドッグなら集じんプレートだけでなく、脱臭フィルターのコンディションにも気を配る必要があります。ご自身の鼻の敏感さや、ペットの頭数などに合わせて、どちらの「ニオイ対策の哲学」がしっくりくるかを検討してみてください。

ランニングコストは交換型か清掃型かで差が出やすい

経済性を重視するなら、やはりランニングコストの比較は避けて通れません。ブルーエアは、半年〜1年ごとに数千円から1万円程度の交換用フィルター代が発生します。これを「高い」と感じるか、あるいは「新品の性能を買い直すための必要経費」と感じるかが分かれ目です。5年、10年と使い続けた場合の総コストは、どうしてもブルーエアの方が高くなります。

エアドッグは、初期の本体購入価格は比較的高めですが、その後のフィルター交換費用がほとんどかかりません。およそ3年以上使い続けるのであれば、トータルコストでエアドッグの方が安くなる計算になります。家計の管理において「突発的な出費(フィルター代)を避けたい」という方には、エアドッグの仕組みは非常に合理的です。

ただし、エアドッグでもプレフィルターなどの消耗品が全くないわけではありません。また、ブルーエアも最近ではフィルターの寿命が延びているモデルも登場しています。単に「フィルターが無料だから」という理由だけで選ぶのではなく、電気代や故障時の保証期間なども含めたトータルでのコストパフォーマンスを考えることが、後悔しないための秘訣です。

手入れ頻度が続くほうを選ぶと満足しやすい

空気清浄機は、手入れを怠ると性能が著しく低下し、最悪の場合はカビや菌の温床になってしまいます。そのため、「自分にできるメンテナンスの頻度」に合わせた機種選びが最も重要です。ブルーエアの「古いフィルターを捨てて新しいものに差し替えるだけ」という手軽さは、忙しい現代人にとって大きな価値があります。

対してエアドッグは、「定期的にお風呂場でプレートを洗う」という作業が発生します。この作業を「手間」と思わず、溜まった汚れを自分の目で見て落とすことに快感を得られる方、あるいは丁寧な暮らしを好む方にとっては、エアドッグはこれ以上ない満足感を与えてくれます。しかし、もし「数ヶ月に一度の洗浄すら自信がない」という方がエアドッグを買ってしまうと、汚れが溜まったまま放置され、空気清浄機としての役割を果たせなくなってしまいます。

自分の性格やライフスタイルを鏡に映し出し、どちらのメンテナンス方法なら「習慣」として無理なく続けられるかを想像してみてください。性能の高さと同じくらい、この「運用のしやすさ」が、数年後の満足度を大きく左右することになります。

ブルーエアとエアドッグの比較は「手入れの考え方」で選ぶのが納得しやすい

ブルーエアとエアドッグのどちらが優れているかという問いに、唯一の答えはありません。北欧のデザインと「交換するだけ」のシンプルさを追求するブルーエアか、最新のTPAテクノロジーと「洗って繰り返し使う」エコな経済性を掲げるエアドッグか。この二社の比較は、まさにあなたの「暮らしに対する考え方」を映し出すものです。

手間をお金で買って常に最高鮮度の清浄力を維持したいならブルーエアを。手間をかけてでもランニングコストを抑え、自分で清潔さを管理したいならエアドッグを選びましょう。どちらを選んでも、その部屋の空気はこれまで以上に澄み渡り、心地よい呼吸ができる空間に変わるはずです。ご自身の生活に寄り添うパートナーを、ぜひじっくりと見極めてください。

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この記事を書いた人

家電を「なんとなくの雰囲気」で選ばずに済むよう、機能や違いを分かりやすく紹介しています。カタログ用語やスペック表だけでは伝わりにくい情報をお届けします。どれを選べば後悔しにくいか、比較の軸が見える記事づくりを大切にしています。

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