バルミューダのトースターでProと通常モデルの違いは?選び方のコツ

究極のトーストを焼けることで知られるバルミューダのトースター。さらに上質な調理体験を追求した「Pro」モデルが登場し、通常モデルとどちらを選ぶべきか迷っている方も多いはずです。パンの焼き上がりから料理の仕上げまで、ライフスタイルに合う一台を見極めるための違いを整理しました。

目次

バルミューダのトースターはProと通常モデルで何が違う?

バルミューダのトースターにおける最大の違いは「サラマンダー機能」の有無にあります。通常モデルはスチームテクノロジーによる「外カリ中ふわ」のトーストを極める設計ですが、Proモデルはそれに加えて、プロの厨房で使われる調理器具の火力を再現した機能が搭載されています。毎朝のトーストを重視するのか、本格的なオーブン料理の仕上げまで楽しみたいのかによって選択肢が分かれます。

Proは「仕上げ焼き」を楽しむサラマンダーが強み

Proモデルの象徴とも言えるのが「サラマンダーモード」です。サラマンダーとは、レストランなどの厨房で料理の表面に強烈な熱を当てて、香ばしい焦げ目をつけたり、パリッと仕上げたりするために使われるプロ用調理器具のことです。バルミューダはこのプロの技を家庭用サイズで再現しました。上火ヒーターを最大火力で集中させることで、食材の内部に熱を入れすぎることなく、表面だけを一気に焼き上げることができます。

この機能を使えば、例えばグラタンの表面にこんがりとした焦げ目をつけたり、魚の皮目をパリッと香ばしく仕上げたりすることが可能です。また、お惣菜の揚げ物を温め直す際も、表面の油を活性化させて揚げたてのサクサク感を復活させることができます。料理のクオリティを最後の一手で引き上げたい、あるいはトーストに少しだけ焦がしバターの香りを加えたいといった、こだわり派の方にはたまらない機能となっています。

通常モデルはトースト中心で扱いやすい設計

通常モデル(BALMUDA The Toaster)は、スチームテクノロジーと細かな温度制御に特化した、トーストを最高に美味しく焼くためのスタンダード機です。スチームがパンの表面を薄い水の膜で覆い、内部の水分を閉じ込めたまま焼き上げるため、スーパーで買った手頃な食パンでも、驚くほどしっとりと焼き上がります。操作系も非常にシンプルで、直感的に使いこなすことができます。

日常的に「パンを焼くこと」がメインであれば、通常モデルで十分すぎるほどの満足度が得られます。Proモデルにある特殊な仕上げ機能がない分、迷うことなく毎日安定したクオリティのトーストを楽しめます。また、サイズ感や基本的なデザインコンセプトはProと共通しているため、キッチンのインテリアを格上げしてくれる力も同等です。シンプルに「最高の朝食」を毎日手軽に味わいたい方には、こちらの通常モデルが最適です。

焼き上がりの狙いは「香ばしさ」か「しっとり感」か

通常モデルとProモデルでは、目指す「美味しさの方向性」が少し異なります。通常モデルはスチームの力を最大限に活かし、パンの耳まで柔らかく、中は極限までしっとりとさせる「質感」の向上を得意としています。一方でProモデルは、サラマンダーモードを活用することで、通常モデルが得意とする質感に加え、焼きたての「香ばしさ」を自由にコントロールできるのが魅力です。

例えば、表面を少しだけ焦がした「ブリュレ」のような食感や、チーズトーストのチーズをグツグツと沸き立たせて香りを引き立たせるなど、味覚だけでなく嗅覚や視覚に訴える仕上げが可能です。しっとりしたパンが好きなのか、あるいは直火で焼いたようなワイルドな香ばしさが好きなのか。自分の好みが「優しいしっとり感」にあるのか「力強い焼き感」にあるのかを考えると、自ずと答えが見えてきます。

価格差は体験価値と使用頻度で納得しやすい

Proモデルは通常モデルに比べて数千円から1万円程度の価格差があります。この差を「高い」と感じるか「妥当」と感じるかは、サラマンダー機能をどれだけ使いこなすかにかかっています。週末に凝った料理を作るのが趣味の方や、買ってきたパンを自分好みの焼き加減に調整することに喜びを感じる方にとって、この価格差は「プロの技を自宅で使える」という大きな体験価値になります。

一方で、平日の朝にサッとトーストを焼くだけであれば、Proの高度な機能は持て余してしまうかもしれません。使用頻度が低い機能に投資するよりも、通常モデルを選んで浮いた予算で美味しい高級食パンを買う方が、日々の満足度は高くなる場合もあります。自分のキッチンに立つスタイルを振り返り、その「ひと手間」を楽しむ余裕があるかどうかを想像してみることが、納得のいく買い物への近道です。

仕上げ焼きまで楽しめるおすすめトースター

バルミューダの現行モデルを中心に、機能性や焼き上がりの質で定評のある他社モデルも含めて、比較検討に役立つ情報をまとめました。

BALMUDA The Toaster Pro(K11A-SE)

シリーズ最高峰のモデルです。プロの厨房の火力を再現したサラマンダーモードを搭載し、料理の仕上げにこだわりたい方に最適です。

項目詳細
最大の特徴サラマンダーモード搭載(1分単位の仕上げ焼き)
モードトースト、チーズトースト、フランスパン、クロワッサン、クラシック
サイズ幅357mm × 奥行321mm × 高さ209mm
公式サイトBALMUDA The Toaster Pro 製品情報

BALMUDA The Toaster(K11A)

2023年にリニューアルされた最新の通常モデルです。温度制御がさらに進化し、スチームの出方も最適化されています。

項目詳細
最大の特徴第3世代の緻密な温度制御とスチームテクノロジー
カラーブラック、ホワイト、ベージュ
おすすめ毎日最高のトーストを手軽に食べたい方
公式サイトBALMUDA The Toaster 製品情報

BALMUDA The Toaster(K05Aシリーズ)

一つ前の世代のモデルですが、依然として高い人気を誇ります。中古や型落ち品としてお得に手に入ることもあります。

項目詳細
特徴スチームテクノロジーの完成形、旧ロゴデザイン
備考基本的なトースト性能は現行品に肉薄する実力

パナソニック ビストロ トースター(NT-D700)

スチームを使わず、遠近赤外線のダブルヒーターで焼き上げるハイエンド機です。厚切りパンも中までアツアツになります。

項目詳細
特徴インテリジェント制御で冷凍パンも自動で美味しく
メニュー15種類のオートメニューが非常に便利
公式サイトパナソニック ビストロ NT-D700 製品情報

アラジン グラファイト グリル&トースター(4枚焼き)

0.2秒で発熱する遠赤グラファイトを搭載。短時間で一気に焼き上げるため、水分を逃がさず、グリル料理も得意です。

項目詳細
特徴付属のグリルパンで「炊く・焼く・蒸す」が可能
庫内サイズ広々とした4枚焼き対応
公式サイトアラジン公式 グラファイトトースター

ツインバード 匠ブランジェトースター(TS-D486B)

世界大会で優勝経験のあるパン職人と共同開発。パンの種類ごとに最適な焼き方をプログラムした「匠」の技が光る一台です。

項目詳細
特徴カレーパン専用モードなど、パンの個性を引き出す
デザイン庫内が見えやすい大きな窓とスリムな形状
公式サイトツインバード 匠ブランジェトースター

Proと通常モデルで差が出やすいポイント

実際にキッチンに置いた時、使い勝手にどのような違いが出るのでしょうか。カタログスペックだけでは見えにくい、日常的な操作感やメンテナンスの面から、両モデルの差を掘り下げてみます。

サラマンダーの有無で「焦がし仕上げ」が変わる

Proモデルのサラマンダーモードは、単に「火力が強い」だけでなく、ヒーターが「上火のみ」に集中する点が重要です。通常、トースターは上下のヒーターで全体を温めますが、サラマンダーは上から直接食材を叩くような熱を与えます。これにより、クリームブリュレの砂糖を溶かしたり、ピザの耳にプツプツとした焦げ目を作ったりという「ピンポイントの加工」が可能になります。

通常モデルでも時間をかければ焦げ目はつきますが、その間にパンの水分が飛んで硬くなってしまいます。Proモデルなら、水分を守りつつ表面だけを瞬時に焼けるため、レストランのような「コントラストのある食感」を自宅で再現できるのです。この機能こそが、料理好きの方がProを選んで「本当に良かった」と感じる最大のポイントです。

温度制御とヒーター制御で焼きムラが出にくい

バルミューダのトースターは全モデル、1秒単位で庫内温度を計測し、ヒーターを細かくON/OFFする制御を行っています。この制御が、焦げやすいクロワッサンや、中心に火が通りにくい冷凍パンの焼き上がりを支えています。Proモデルにおいても、サラマンダーモード以外の基本モード(トースト等)では通常モデルと同等の高い制御技術が使われています。

通常モデルがトーストの最適解を追求した制御であるのに対し、Proモデルはそれに加えて、サラマンダー時の超高温域での安定性も考慮された設計になっています。どちらを選んでも、安価なトースターにありがちな「手前が焼けていない」「奥だけ焦げた」といった焼きムラに悩まされることはほとんどありません。

得意なメニューはトースト以外にも広がる

Proモデルを手に入れると、トースターは「パンを焼く機械」から「仕上げの調理器具」へと進化します。マシュマロを乗せたトーストの表面だけをキャラメル色にしたり、ステーキ肉を休ませた後に表面をサッと炙って香りを立てたりと、その用途は無限に広がります。夕食の残りのお惣菜も、サラマンダーモードで数十秒温めるだけで、まるで揚げたてのような食感が復活します。

通常モデルも、お餅を焼いたりグラタンを作ったりすることは可能ですが、それはあくまで「加熱」の範疇です。Proモデルはそこに「演出」や「こだわり」を加えることができます。料理のプロセス自体を楽しみたい方や、スーパーのお惣菜をワンランク上の味に変えたい方にとって、Proモデルの守備範囲の広さは大きな魅力になります。

おお手入れ頻度と庫内の使い勝手も確認したい

バルミューダのトースターは、スチームを使うため、給水パイプやボイラー部のお手入れが定期的に必要です。Proモデルと通常モデルで基本的な清掃方法は変わりませんが、Proモデルで脂の多い食材(サラマンダーモードでの肉料理など)を頻繁に調理する場合、庫内への油ハネには注意が必要です。

汚れたまま使い続けると、ヒーターに付着した油が煙やニオイの原因になります。料理の幅が広がるProモデルだからこそ、使用後の庫内をサッと拭くといったメンテナンスの頻度は高くなるかもしれません。一方で、網やボイラーカバーなどのパーツはすべて取り外して洗えるため、清潔を保つための配慮はしっかりなされています。

Proと通常モデルを選ぶ決め手が見える比較まとめ

バルミューダのトースター選びは、あなたの朝食と料理に対する「向き合い方」で決まります。毎朝、美味しい食パンを最高に幸せな状態で食べたい、余計な操作は迷いたくないという方には、間違いなく「通常モデル」がベストな選択です。シンプルだからこそ、毎日のルーチンに馴染み、長く愛用できるはずです。

一方で、料理の仕上げにプロの香ばしさを加えたい、週末に特別なレシピに挑戦したい、あるいは最新のテクノロジーを使いこなす楽しさを味わいたいという方には「Proモデル」を強くおすすめします。サラマンダーモードがもたらす「焦がしの美学」は、キッチンでの時間をよりクリエイティブなものに変えてくれます。価格差を超えた感動が、その焼き上がりの香ばしさの中に詰まっています。

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この記事を書いた人

家電を「なんとなくの雰囲気」で選ばずに済むよう、機能や違いを分かりやすく紹介しています。カタログ用語やスペック表だけでは伝わりにくい情報をお届けします。どれを選べば後悔しにくいか、比較の軸が見える記事づくりを大切にしています。

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