世界最強レベルの空気清浄機として注目を集めるエアドッグ。特に売れ筋の「X5D」と「X5S」は見た目が似ており、どちらを選べば良いか迷ってしまいます。基本的な空気清浄能力は同等ですが、センサーや移動のしやすさといった機能面で明確な差があります。後悔しないための比較ポイントを見ていきましょう。
エアドッグX5DとX5Sの違いは「使い勝手」と「センサー」で分かれる
エアドッグの主力モデルである両者の違いは、清浄能力そのものではなく「快適に使い続けるための付加機能」に集約されています。どちらも特殊なTPAフィルターを搭載しており、ウイルスの除去性能やフィルター交換不要というメリットは共通していますが、細かな仕様を比較すると生活への馴染みやすさが変わります。
CO₂センサーの有無で体感が変わる
新型モデルのX5Dには、室内の二酸化炭素濃度を測定する「CO2センサー」が新たに搭載されました。対して、旧モデルのX5Sにはこの機能がありません。空気清浄機は「空気を綺麗にする」ための道具ですが、二酸化炭素が増えると空気の汚れとは別に、眠気や集中力の低下といった影響が出ます。X5Dなら数値で換気のタイミングを知らせてくれるため、窓を開ける目安が分かりやすくなります。
特に、密閉性の高い現代の住宅では、家族が集まるリビングでの二酸化炭素濃度は上がりやすい傾向にあります。モニターの数値が一定を超えると、換気を促すアラートが出る仕組みになっているため、ウイルス対策としての換気管理もこれ一台で行えるようになります。空気の綺麗さを「見える化」する指標が一つ増えることで、室内環境のコントロールが格段に楽になり、体感的な快適さにも差が出てきます。
キャスターの有無で移動しやすさが違う
X5Dには本体の底面にキャスター(車輪)が標準装備されており、軽い力でコロコロと転がして移動させることができます。一方で、X5Sにはキャスターがなく、移動させる際には本体を持ち上げる必要があります。本体重量は約11kgと決して軽くはないため、頻繁に移動させたい方にとってはこの差が非常に大きな使い勝手の違いとなります。
例えば、毎日の掃除の際に少し横にどかしたり、昼間はリビング、夜は寝室といった具合に部屋をまたいで使用したりする場合、キャスターがあると女性や高齢の方でも負担なく動かせます。X5Sの場合は一度設置するとその場所で使い続けることが前提となりますが、X5Dなら自由自在に置き場所を変えられます。キャスターの有無は、日々の清掃やメンテナンスの心理的なハードルを大きく左右するポイントです。
操作まわりと表示の分かりやすさが異なる
操作パネルの構成も進化しています。X5Dでは操作ボタンがより直感的に変更され、現在の運転モードや空気の状態が一目で把握しやすくなりました。特にスリープモードの設定などが簡単になっており、寝室での利用もスムーズに行えるよう配慮されています。対してX5Sはシンプルな操作系ですが、情報の読み取りやすさという点では最新のX5Dに軍配が上がります。
表示モニターに関しても、X5DはCO2濃度とAQI(空気の汚れ指標)を切り替えて表示できるため、より詳細な部屋の状態を把握できます。また、光センサーによる自動調光機能なども洗練されており、夜間の眩しさを自動で抑えるといった気配り機能が充実しています。単に空気を洗うだけでなく、家電としてのスマートな使い心地を求めるのであれば、細かな改良が積み重なったX5Dの方がストレスを感じにくい設計になっています。
本体サイズと設置性の差を押さえる
X5DとX5Sの本体サイズを比較すると、実はそれほど大きな差はありません。どちらも高さ約65cm、幅と奥行きが約30cm強のタワー型デザインを採用しています。しかし、X5Dはキャスターが内蔵されている分、足回りの安定感や設置時の高さの感覚が微妙に異なります。設置面積そのものは変わらないため、どちらを選んでも置くスペースに困ることは少ないはずです。
ただし、キャスターがあるX5Dは、壁際ギリギリに置くよりも、周囲にある程度のスペースを空けて「移動のしやすさ」を活かす配置が適しています。一方、固定して使うX5Sは、定位置を決めてしっかりと設置するスタイルに向いています。どちらのモデルも吸気口が下部にあり、上部から浄化された空気を出す構造のため、周囲に障害物がない場所に置くという基本は同じです。本体が持つ機動力をどう活かすかで、選ぶべきモデルの方向性が定まります。
X5D・X5Sを検討中なら一緒に比べたい空気清浄機候補
エアドッグのX5シリーズを検討する際、他のエアドッグ製品や、人気のある国内メーカー、海外メーカーの空気清浄機も気になるものです。それぞれの性能や特徴を比較しやすいよう、おすすめの機種を一覧表にまとめました。
| 製品名 | 主な特徴 | フィルター交換 | 公式サイトリンク |
|---|---|---|---|
| エアドッグ X5D | 主力モデル、CO2センサー、キャスター付 | 不要(水洗い可) | Airdog公式 X5D |
| エアドッグ X5S | 前モデル、基本性能はX5Dと同等 | 不要(水洗い可) | Airdog公式 X5S |
| エアドッグ X3D | コンパクトモデル、寝室や個室向け | 不要(水洗い可) | Airdog公式 X3D |
| エアドッグ X8D | 大空間用プロモデル、店舗や広いオフィス向 | 不要(水洗い可) | Airdog公式 X8D |
| シャープ プラズマクラスター | 加湿機能付、イオンで除菌 | 必要(10年目安) | シャープ公式サイト |
| ダイキン ストリーマ | 独自の分解技術、加湿能力が高い | 必要(10年目安) | ダイキン公式サイト |
| ブルーエア Blueair | 高性能HEPA、海外で高い評価 | 必要(半年毎推奨) | ブルーエア公式サイト |
| ダイソン 空気清浄ファン | 扇風機機能付、デザイン性が高い | 必要(1年目安) | ダイソン公式サイト |
エアドッグ X5D
家庭用として最も完成度が高いモデルです。ウイルス除去、集塵性能、移動のしやすさ、換気管理のすべてがこの一台に詰まっています。約42畳(約69㎡)まで対応できるパワーがありながら、家庭でも邪魔にならないサイズ感に収まっているのが魅力です。フィルター交換のコストがかからないため、初期費用は高いものの長期的な維持費を抑えたい方に選ばれています。
エアドッグ X5S(Special Edition含む)
X5Dの登場により、アウトレット品やセール品として見かけることが増えたモデルです。清浄能力に関しては最新のX5Dと遜色がないため、「キャスターやCO2センサーは不要だから、安く手に入れたい」という合理的な判断をする方に向いています。Special Editionはセンサー精度などが向上したタイプですが、基本設計はX5Sの流れを汲んでいます。
エアドッグ X3D
31畳(約48㎡)まで対応のコンパクトモデルです。X5シリーズよりも一回り小さいため、寝室や子供部屋、書斎などに置いても圧迫感がありません。機能面ではX5Dと同様にCO2センサーを搭載しており、部屋ごとに空気の状態を細かく管理したい場合に非常に重宝します。複数台設置を考えている家庭の「2台目」としても人気の高い一台です。
エアドッグ X8D
139畳(約214㎡)という圧倒的な清浄能力を誇る業務用プロモデルです。家庭用としてはオーバースペックですが、吹き抜けのある非常に広いリビングや、店舗、クリニックなどで使用されています。複数のセンサーを搭載し、大空間の空気をハイスピードで循環・浄化します。メンテナンスの手間を減らしつつ、最大限の安心を求める環境に適しています。
シャープ 加湿空気清浄機(プラズマクラスター)
日本の家電メーカーを代表する製品です。エアドッグとの最大の違いは「加湿機能」が一体化している点です。冬場の乾燥対策も同時に行いたい場合に便利ですが、定期的なフィルター交換(10年目安とされていますが実際はそれ以前に交換が必要な場合も多い)が必要です。親しみやすい操作感と、コストパフォーマンスの良さが特徴です。
ダイキン ストリーマ空気清浄機
吸い込んだ汚れを独自の「ストリーマ」技術で分解する性能に定評があります。加湿機能も非常に強力で、湿度コントロールまで一台で完結させたい方に支持されています。エアドッグのような水洗いフィルターではありませんが、HEPAフィルター自体の寿命が長く、安定した性能を求める実利派の方に向いているブランドです。
ブルーエア 空気清浄機(Blueair)
空気清浄機能のみに特化したスウェーデン発のメーカーです。世界最高水準の清浄スピードと、シンプルで洗練されたデザインが特徴です。半年ごとにフィルターを丸ごと新品に交換するスタイルを採用しており、メンテナンスの簡便さと「常に新品の性能」を維持できる点を重視する層に非常に人気があります。
ダイソン 空気清浄ファン
扇風機やサーキュレーターとしての機能を兼ね備えた空気清浄機です。羽根がないため安全で、一年中出しっぱなしにできるのがメリットです。スマートフォンアプリとの連携も充実しており、デザイン性の高さからインテリアにこだわる層に選ばれています。フィルター交換は必要ですが、空気の循環能力が高いため、エアコンとの併用にも向いています。
どっちを選ぶと満足しやすいかは「部屋」と「使い方」で決まる
エアドッグのX5DとX5Sのどちらが自分に合っているかは、設置する部屋の環境と、どのような使い方をしたいかで決まります。空気清浄性能自体は互角であるからこそ、生活スタイルに合わせた機能選びが後悔しないための決め手となります。
リビング中心ならX5Dが扱いやすい
家族が集まり、料理の匂いや人の動きによって空気が汚れやすいリビングには、X5Dが最適です。調理や食事の際に一時的に動かしたり、掃除機をかける際にサッとキャスターで移動させたりできる利便性は、広い部屋ほど重宝します。また、人が多い場所ほど二酸化炭素濃度が上がりやすいため、CO2センサーによる換気サインも大いに役立ちます。
家族の健康を守るためのメイン機としてリビングに据えるなら、キャスター付きによるメンテナンスのしやすさと、換気管理機能は欠かせない要素です。一度定位置を決めても、季節や家具の配置換えによって「もう少しあちらに置きたい」という場面は必ず出てくるため、機動力のあるX5Dを選んでおくと将来的な失敗が少なくなります。
寝室や書斎なら静音性と表示の好みで選ぶ
寝室や個室で使用する場合、それほど頻繁に本体を動かす必要がないため、X5Sでも十分に満足できる可能性があります。就寝中に二酸化炭素濃度を気にする機会も少ないかもしれません。しかし、表示パネルの減光機能やスリープモードへの切り替え操作などは最新のX5Dの方がより洗練されているため、眠りを妨げない配慮を重視するならX5Dがおすすめです。
書斎などで集中して作業をしたい場合には、X5DのCO2センサーが意外な力を発揮します。空気がこもると集中力が落ちる原因になるため、数値を見て窓を開ける習慣をつけることで、作業効率の維持に繋がります。静かに、かつ確実に空気を綺麗にしたいというニーズに対しては、両者とも非常に優れた静音モードを搭載しているため、操作パネルの好みで選んで問題ありません。
置き場所の自由度は移動頻度で差が出る
「うちは一度置いたら動かさないからX5Sで十分」と考えていても、実は掃除のたびに重い本体を抱えるのはストレスになります。エアドッグは下部から空気を吸い込むため、床のホコリを吸い込みやすく、本体の下を掃除したい場面が多い家電です。キャスターがあるX5Dなら、掃除機をかけながら片手で移動させられるため、部屋の清潔さを保つのが非常に楽になります。
また、季節によって花粉の時期は玄関近く、冬場は加湿器の近くなど、置き場所を変えたい場合もキャスターの有無が自由度を決めます。本体重量11kgを苦にしないのであればX5Sでも良いですが、日々のちょっとした「動かしやすさ」が結果として長く使い続ける満足度に繋がります。機動性を確保しておくことは、変化する生活環境への適応力にも繋がります。
家族の生活動線に合わせると失敗しにくい
設置場所を検討する際は、家族が歩く動線の邪魔にならないかを確認してください。エアドッグはパワフルな分、吸気と排気の流れを作る必要があります。X5Dなら、来客時や子供が走り回る時だけ隅に移動させるといった柔軟な対応が可能です。動線上に固定されてしまうX5Sだと、設置場所選びがよりシビアになります。
特に小さなお子様がいる家庭では、掃除のしやすさと安全性の観点から、移動が容易なX5Dが推奨されます。キャスターにはロック機能も備わっているため、普段は固定しておき、必要な時だけ動かすという運用ができます。家族全員が快適に過ごせる「空気の通り道」と「人の通り道」を両立させるために、最新モデルが持つ使い勝手の良さをフルに活用しましょう。
X5DとX5Sの違いを踏まえた納得の選び方まとめ
エアドッグのX5DとX5Sを比較した結果、最も大きな違いは「CO2センサーによる換気管理」と「キャスターによる移動のしやすさ」にあります。空気清浄という基本性能においてはどちらも世界トップレベルの力を発揮しますが、それ以外の付加価値があなたの生活にどれだけ必要かで選ぶべきモデルが決まります。
もし予算が許すのであれば、移動の手間を減らし、室内の二酸化炭素濃度まで管理できる最新モデルのX5Dを選んでおくのが間違いありません。日々の掃除やメンテナンスの負担が軽くなることは、長期的に見て大きなメリットになります。一方で、機能はシンプルで良く、据え置きでの使用がメインであれば、価格のこなれたX5Sも非常に賢い選択肢です。自分のライフスタイルを振り返り、最適な一台と共に、清潔で安心な空気に満ちた毎日を手に入れてください。
